自殺に至るまで
自殺ってなんでしちゃうんだろうとかよく考える。
今、虐殺器官っていう本読んでて、それに関連してそういうことを考え始めてしまったのでアウトプットしておく。
自殺者って、一年に三万人以上もいるんだ。
これだけ裕福で、満たされている日本なのに。
前も記事書いたけど、裕福とか幸せとかいう概念、結局その人の完全主観であって、客観的な裕福さだとか関係ない気がする。
自殺、思考が閉じちゃうとおこるみたいな感じだと思ってる。
確かに、うつ病の人って自殺しちゃうこと多い。僕も不登校のとき、半ばうつ状態みたいな時期があったのだけれど、自分のことしか考えられなくなるんだ、本当。
普通の人間って、自分が他人からどう考えられてるんだろうとかいうことを、常に考えながら生きてて、仮想的に他人の立場にたって物事を考える。
でも、うつの時って、それができない。他人のことを考えようとするんだけど、うまく他人の像を作り出せない。だから、自分に聞くしかない。自分に聞いたところで、自分が他人のことを知っているわけないのだから、答えが返ってこない。
これの繰り返しが、延々心の中で起こっているみたいな状態が、うつだと思う。
少なくとも僕はそうだった。苦しかった。頭が割れそうというか、自問自答で脳みそがぎゅうぎゅうになっている感じ。何も考えられない。
逃げるって言っても、物理的には逃げられない。他人とのいざこざなら、物理的に距離を置くことで逃げられるけど。
なら精神的に距離を置くしかないってなるんだけど、それには方法は一つしかない。
寝るか、死ぬか。
寝るっていうのは一つの方法なんだけど、問題がある。それは目覚めちゃうこと。うつの時は延々眠気が続いた後、寝れないことが続くんだけど、それがまた苦しい。意識の消失はどこにあるんだ、とか考えちゃって、寝れない。死んだらずっと寝られるんだろうなとか、こういう時考えちゃうわけ。
死ぬっていうのは最終手段なんだけれど、”自分”から逃げるにはこれしかないんだ。延々と続く自問自答、思考。これを究極的に止めるには死ぬしかない。
こうして自殺が起きると思っている。
もちろん、いじめとか、外部的要因でも自殺はおこるんだけれど、その時も結局は同じプロセスをたどってる気がする。こっちは経験ないから、完全に思考実験・妄想だけど。
余談だけど、哲学者とか小説家も自殺する人が多い。なんでかって考えたんだけど、哲学も小説も、どこにも答えがなくて、うんうん考えて生み出すものだよね。
その思考って、うつ状態と似てると思うんだよね。じぶんをじーっと見つめて、そこから答えを出す。めっちゃ苦しいと思う。
そういったものに疲れちゃって、うつ状態になって、でも、仕事もうつのそれと似ているもので。
だんだんうつに傾いて行っちゃうんじゃないかなって、そう思う。
うーん、何書いてるんだろう、今日。