にちじょう

なにげないひびを、つらつらと

新年あけましておめでとうございます!

明けましたね。明けたという実感がありませんが。まだ浮足立っております。

 

さて、前々からもTwitter上で打ち明けておりましたよう、気になる人がいまして、その人と一緒に大晦日を過ごしたい!そう思った次第です。

 

これも打ち明けておりましたが、わたくし中学校1年半ほどいっておらず、その女の子とは、5年ぶりの対面。いきなり二人で会うのは無理だ、何か策を講じないと。

ココで思いついたのが、いとこのお兄ちゃん。その気になっている子のお兄ちゃんと親友と呼べるくらいいとこのお兄ちゃんは仲がいい。

しかも、いとこのお兄ちゃんモテモテで、その手のことに関してはすんごい頼りになるんだ。

 

いとこのお兄ちゃんの作戦はこうである。

”正月だし、親友の家に遊びに行きたいけど、じいちゃんのお酒に付き合わされて遊びに行けないから、しりかげるに送ってもらった”作戦。

本当に酒飲む必要はないんだけれど、マジで酒飲んできて、僕はお兄ちゃんを送って行くことになった。

ドキドキである。超ドキドキである。企業の面接も経験しているが、正直一切緊張はしなかった。今回は違う。心臓が破裂する!食べ物が喉を通らない!!!

食べ物のど通らないから、年越しそば一杯しか食えなかったぜ・・・←

 

さて、家に向かう。緊張が高まる。何を話せばいい?どの話題から切り込む?だって5年ぶりの対面だぞ、あっちオレのこと覚えてるのか???

 

そんなことを考えているうちに、家に到着してしまった。

”5年ぶり、彼女の実家にて、再開” これなんだよ、コントかよ。

 

「お邪魔しま〜す!」

そういって、僕と兄ちゃんは家に入った。家族団らんである。

「あっ、久しぶり!」

僕はそう話しかけた。

「「あっ!◯◯◯(僕のニックネーム)!」」

よかった!覚えていてくれた!!!

 

どうやら、僕の顔は認識して頂けたようだ。最初の難関突破である。

次は何を話すか。気づけば彼女の周りには兄三人と、親父さん、さらには長男さんのお嫁さんとその子どもたち3人いるではないか。

アレ、新婚生活かな? 僕は勘違いしそうになった。

 

とりあえずなにか話そう。

「ひさしぶりっ!」

「「ほんまひさしぶりやねー!」」

「5年ぶり、かな?」

「「変わったね!!」

 

そりゃ変わる、だって5年ぶりだもん。

でも、その子は全然変わってなかった。愛嬌があって、凄くいい意味でサバけている。

 

その後は、大学で何してるの、とか、兄ちゃんと仲いいんだね、みたいな話してた。

そう、兄ちゃんととっても仲よくてさ、普通に抱きついたりしてるのね。

 

思い返せば、いとこのお兄ちゃんからその子の家に行く前に聞いていたことがあったんだ。

「あの子をGETするには、兄を3人倒さなければならない」

その意味が理解できた。あんなに仲の良い兄妹見たこと無い。俺妹かよ!!!

 

抱っこしたり、髪ワシャワシャしたり、アニメかよっていう程の仲の良さ。

はーっ、行く先は長いなとか思いながら、流れている紅白を見る僕。

 

しばらくした後、僕はあることに気がついた。

この子、絵が上手だったな。

小学校の頃、この子といっつも絵で遊んでいたんだ。そのころもめっちゃうまくてさ、僕はどせいさんっていうキャラクタがめっちゃ好きだったんだけど、その絵を書いて年賀状を送ってくれたりして、すっごく嬉しかったのを覚えている。

その後中学校行かなくなって、もちろん人との関わりがなくなって、誰とも音信不通になっても、その子は絵を書いた年賀状を送ってくれた。

その頃からかな、心の奥で、この子が好きだって思い始めたのは。

 

でも、ずっと長い間、人を好きだっていう感情を見失っていた。

たぶん不登校で、人の心を失っていたから。防衛機制だと思う。

 

また前の話に戻るけれど、12月23日、僕は夢を見たんだ。

その子とデートしている夢。内容は覚えていないんだけれど、すっごく楽しかった、居心地が良かったのを覚えている。

大学に入って、これまでかわいいな、って思う人は多かったけれど、好きだって女の子は見つからなかった。

でも、やっと見つかったんだ。夢の中で。変な話だけど本当だ。

*1

というわけで、今回のような作戦を実行するにあたったわけだ。

 

さて、話に戻ろう。

「絵、まだ書いているの?」

「「うん、書いてるー。」」

「見せてよっ」

「「えーっ、上達してないよー」」

 

しぶしぶ、絵を書き込んだノートを持ってくる彼女。

絵を見ると、小学校の頃を思い出した。画力はもちろんあがっているんだけれど、書き込んである文字だとか、目の書き方だとか、昔を思い出させてくれた。

すんごいほんわかした気分になってさ、ノスタルジーに浸るっていうの、そういう感情が心に染み渡る。やっぱりこの子が好きだ、そう再確認した。

 

その後、しばらくすると、

「「ラーメンいる??」」

って声をかけてくれた。

どうせなら、ってことで、「いただきます!」って返事した。

 

そこでいとこの兄ちゃんが

「手伝ってこいよ!」

とアドバイスしてくれた。

 

恥ずかしながら手伝いに行く僕。

「手伝おっか?」

「「ほんとー、じゃあ麺茹でてくれる?」」

「おけー」

 

他愛のない会話をしながら麺を茹でる。

ただの麺を茹でるという作業なのに、とても気まずい。

「何分茹でればいいのかな?」

そういった話をして、気を紛らわせる。

そうこうしているうちにラーメンが完成。

 

わざわざ割り箸を持ってきてくれて、チャーシューとかを盛ってくれた。

優しいな〜。

 

麺をすする。美味しい。ただのラーメンなのに、おいしい。

きっとシンジの作った味噌汁を食べた綾波は、この時の僕の感情と一緒だったに違いないな。

 

ここで更に難題発生だ。

いつメールアドレスを聞こう?タイミングはどうする??

 

ここでも、いとこのお兄ちゃんが機転を聞かせてくれた。

「俺、◯◯ちゃんのアドレス知りたい〜〜〜」

俺も便乗だ!

「俺も、聞いときたいよー」

「「いいよー」」

よっしゃ!アドレスゲットだ!!!

従兄弟の兄ちゃんにはマジで感謝感謝である。すごいわ、絶対お礼するから!

 

アドレスをGETしてホクホクしていると、12時手前に。大晦日といえば、初詣!

なんと、流れで一緒に初詣行くことになった!

もちろん、いとこの兄ちゃんと、その子のお兄ちゃんと一緒に。

まあでも、いきなり二人っていうのはキツイからさ、ワンクッション置いていい感じで。

 

神社に到着。手を禊ぐ。みそいだあと、いつも通りズボンのポッケあたりで手を拭こうとしていると、その子がハンカチを差し出してくれた。天使かよ

昔からこういう気を利かしてくれる女の子だったよなぁ本当。

 

みそいだあとは、階段を登り、お参りする。

もちろん、願うことは1つ、もちろんわかるよね。

 

願い事をしたあとは、この神社名物のお餅を頂いた。直火で回転させながら焼くお餅。カリカリしてて、熱くなくて、もっちりしていてとても美味しい。

お餅を食べながら、お互いの今迄について話をする。

「ほんと、小学校の頃から変わってないよね」

「「そう?そっちは変わりすぎやでー声も変わったしね!」」

そうか、小学校の頃って行ったら、声変わりもしてないのか。

他愛のない会話。会話のキャッチボールは実家にいた頃のそれとは違って、かなりスムースになっていた。

 

お餅を頂いたあとはコンビニに寄り、トイレへ。その後はもう一個神社を回ることにした。そこでは甘酒がいただける。

神社へ着いたら、二人であま酒をすする。

心なしか、近くによっていってもいい雰囲気になった感じがしたので、隣に行って話をする。幸せだ。こんな満たされた気分になったの何時ぶりだろう。

 

今まで、成績を取ったり、物を買ったり、そういうものでしか、欲求を満たしていなかった。それで満足してたんだ。

でも、今回こんな経験をして、質も違う”しあわせ”を感じれた。

一歩、人間に近づいた気がする。*2

 

あま酒を飲み終わったあとは、あま酒でベトベトした手を禊ぐ。たぶん水の使い方間違っていると思うけれど。

その時も、ハンカチを貸してくれた。本当天使だよ。

 

その後は、お別れ。

別れ際に、

「「いつまで地元におるの?」」

って聞いてきた。これは、ワンチャンあるってことなのかな・・・?

とりあえず嬉しかったのを覚えてる。

「1/5までいるよ」

と返事。

 

「んじゃ、またね!」

「「また遊ぼうねー!」」

 

こうして、僕の大晦日の甘酸っぱい経験は幕を閉じた。

 

最後に今の僕の心情を書こう。

”ああ、メール書けばいいのこういう時、どういう文章ならいいんだ。あっちから送ってくるのを待てばいいのか、どうすればいいんだ、うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!”

 

以上です。乱筆、すみませんでした。

 

*1:この時のメモは、Evernoteに”告白するよ”という記事で残してある

*2:じゃあ今までの俺はなんだったんだ